チャイムノート

【就活体験記】学校推薦を辞退するとどうなるかを実体験から説明する

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就活において,学校推薦は多くの人が利用すると思います.

ただ,学校推薦には辞退できなくなるという欠点が存在し,学生を縛ってきます.

学校推薦をとったばかりにいきたい企業に行けないと悩む人も多いのではと思います.

私もそのうちの一人であり,めちゃくちゃ悩みました.

結果として,私は学校推薦を途中で辞退しました

そのため,実体験を基に辞退することでどのようなことが起こるのか,どのように行動すべきかを書いていきます.

辞退する気でいる人,このままだと辞退する可能性があるという人向けです.

悩める学生にとって少しでも参考になれば幸いです.

頑張って書いたからシェアしてね.

 

 

はじめに

この記事を見ている人は学校推薦を辞退しようと考えている人だと思います.

知恵袋とか,学校推薦の辞退についてたくさんの質問が出てきますし,同じような人はたくさんいるんだと思います.

私も辞退したいと考えた時にいろんなサイトを見ました.

ただ,多くのサイトは書いている人が推薦辞退を体験してるわけではないので,情報が本当かどうか判断がつきません

結局,どのサイトにも教授に迷惑かかるだとか,関係性が悪くなるだとか,同じようなことしか書かれていないのであまり参考になりませんでした.

あと,法律上いけるとか書いてあってもそういう話じゃないよって感じでした.

そのため,この記事では実際に私が体験した学校推薦辞退をまとめていきます.

あくまで,一つの参考例として見てください.

また,大前提として学校推薦の辞退はいけないことであることを理解してください.

 

学校推薦の種類

現在の学校推薦は二種類あります.

推薦状を提出した後に面接を受けるタイプと面接に合格してから推薦状を提出するタイプです.

これは企業,大学,学科等によってまちまちです.

まずはそれぞれを整理していきます.

志望する企業がどのタイプかしっかり調べましょう.

 

・推薦状が面接のの場合 

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これは面接に参加するために推薦状が必要になるタイプです.

つまり,推薦状は面接への参加券です.

この場合,面接では普通に落ちます.

落ちた場合には再度別の企業の推薦状をもらい,面接に挑むことになります.

よって,一回目の企業が必然的に第一志望になります.

また,一回目の企業に落ちた場合,第二志望の推薦枠がすでになければより志望度の低い企業の推薦状をとることになります.

そのため,辞退したいという状況は自由応募で合格した企業にいきたい場合になります.

 

・推薦状が面接のの場合

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これは面接に合格した後に推薦状を提出すれば内定が確定するタイプです.

いわゆる後付け推薦です.

最初に面接を受けるので,複数の企業を受けることができます.

そのため,合格をもらった企業の中から推薦状を提出する企業を選ぶことができます.

企業を決めたら推薦状を提出して,最終面接でおしゃべりして終了です.

ただ,面接に合格すると最終面接まで行くか(推薦状を提出するか)は承諾期限が設けられます.

そのため,第一志望の面接前に第二志望の承諾期限が来ると絶望します.

この期限が辞退を考える要因になります.

 

実際には,このタイプにはもう一つのパターンが存在します.

それは,面接合格後に推薦状を提出しても最終面接で普通に落とされるパターンです

後付け推薦の中でも,どちらなのか情報を集めて準備しましょう.

 

気兼ねなく辞退できる段階

学校推薦であっても普通に辞退できる段階が存在します.

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このように,推薦状を提出する前や承諾する前であれば,特に問題ありません.

後付け推薦で面接合格後,承諾前だと辞退の理由とかは聞かれると思いますが...

逆に,推薦状を提出すると辞退することはかなり困難になります

また,推薦状を提出しなくても承諾してしまうと厳しいです

つまり,推薦辞退には3つの段階があり,

・承諾前,推薦状提出前 > 大丈夫

・承諾後,推薦状提出前 > 厳しい

・推薦状提出後     > 危険

になります.

推薦状を提出してしまうと,大学かつ教授にも多大なる迷惑をかけることになります.

この段階の人は腹をくくりましょう.

 

ちなみに私の場合は,承諾後,推薦状提出前です.

そのため,一番やばいところではありませんが,それでも厳しいことにかわりありませんでした.

 

辞退した結果

結論から言うと,大学から怒られて辞退することはできました

流れで言うと

 1.企業に辞退を申し出る

 2.大学に状況を説明する

 3.企業から大学へ連絡が行く

 4.大学から怒られる

 5.学生と大学が企業に謝まる

 6.企業が大学に辞退了承の連絡をする

 7.企業・大学から学生に辞退了承の連絡が届く

です.

"辞退しないためにすべきこと"で後述しますが,これは理想の流れではありません.

辞退を申し出る以前に,大学へ状況を説明しましょう.

 

詳細について,企業から直接怒られることはありませんでした

これはリクルーターと大学が怒られるからです.

これに関しては,辞退して迷惑をかけたことも含めて,本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです.

私が辞退した企業はとんでもなく怒っていたみたいです.

 

大学からは厳しいお叱りを受けますが,罰はありませんでした.

寛大な処置に感謝しても仕切れません.

 

前置きを長々書いておいて,自分の話が想像以上に短くてびっくりしました.

でも,本当にこれが全てです.

よく書いてある教授との関係性の悪化は生じなかったです

 

辞退しても大丈夫なのか?

辞退してもだいじょばないです.

ここからは体験ではなく,体験を踏まえた想像です.

 

まず,私のような承諾後,推薦状提出前の話をします.

これは教授との関係はあまり変わらなそうだと思います.

基本的に,推薦状は研究室の教授にかいてもらう教授推薦になります.

  ***追記***

  嘘です.

  教授推薦というのは教授が企業をおすすめして,簡単に行ける系のやつらしいです.

  基本的には学科推薦かと思われます.

そのため,推薦状を提出していない段階であれば,教授とはそもそも無関係になります.

問題になるのは企業と大学の間ですので,学生は大学(就職担当)からお叱りを受けます.

まぁ,教授も大学の一員なわけですが...

学校推薦では学生が承諾した時点で,企業側は絶対来ると想定して物事を進めているので,急に来ないとなると当然不満が出ます.

その不満の矛先は大学に向かうので,よく見る"企業と大学の信頼関係が揺らぐ"っていうやつになります.

そのため,企業または大学がとても怒れば,学生は他の推薦を取れなくなることも全然あり得ます

第一志望に行くために辞退したのに,第一志望の推薦取れないのはバッドエンドです.

これは,辞退しないとわかりませんが最悪覚悟しないといけません.

先輩に同様のことをした人がいればある程度どうなるか分かると思うので事前に調査しましょう. 

あと,大学に怒られていることは教授の耳に必ず入るので,そこで何か起こる可能性もあります.

 

次に,推薦状提出後の場合です.

これは,大学に加えて教授にも怒られます.

なにせ,教授の名前で推薦状書いたのに行かないわけですからね.

最悪,研究室に行きづらくなることもありそうです.

体験してないことの想像なのでこれぐらいにしておきます.

 

最後に,どちらの場合においても,後輩や共同研究をしている研究室に迷惑をかける可能性が高いです.

自分以外にも,大勢に迷惑をかけることを理解しておいてください.

 

ただ,結局のところは

  "企業,大学,教授による"

としか言えません.

推薦状提出後に辞退したけれど,教授は理解してくれたというケースを実際に目にしたこともあります.

また,私のように承諾後であっても,なんの問題もなく辞退できたという話も聞きます.

いろいろ書きましたが,ケースバイケースという結論になってしまいます.

 

辞退しないためにすべきこと

面接前に推薦状提出はどうしようもないので,後付け推薦に関してになります.

 

辞退しないためには承諾を待ってもらう,あるいは別企業の選考を早めてもらうしかありません.

しかし,学校推薦において,選考を早めてもらえることは経験上ほとんどないです.

(面接日程は無理ですが合格通知ぐらいならば早めてもらえます.)

そのため,辞退しないためには承諾するかの返答を待ってもらうしかないわけです

優しい企業であれば,そもそも期限がめちゃくちゃ長いですし伸ばしてくれます.

対して,厳しい企業ですと,期限は一週間で延長も見込めない場合が多いです.

この場合は大学へ相談しましょう

 

ポイントは

辞退できるであろうと考えて勝手に行動せずに,大学と相談することです.

 

ここが本当に重要です.

この部分を伝えたくて,この記事を書きました.

実際に辞退した私がいうのだから絶対にやってください.

大学から怒られた時も,先に相談してくれればやりようはあったと言われました.

最初に大学と相談しておけば大きな問題が発生することはなくなります.

大学が企業に掛け合って期限延長もできるかもしれません.

怒られたくないからと企業との間だけで済まそうとせずに,大学には正直に相談することを強くお勧めします.

 

あと,最終面接で落ちようとするのは一番危険ですので絶対にやめましょう.

 

総括

学校推薦辞退に関して書きました.

学校推薦は少し面接が免除されたり,早めに内定先が決まったりというメリットがあります.

しかし,企業に縛られるというデメリットも大きく効いてきます.

就活自体がけっこうしんどいのに,学校推薦によって問題を起こすとさらに大変になります.

 

ただ,今後40年以上その企業に費やすことを考えれば辞退することも視野に入ってくると思います.

私の個人的な意見としては,行きたい企業に行くのがベストだと,迷惑をかけて辞退した今でも思っています.

何があっても負けないという気持ちで就職活動をしましょう.

 

また,辞退しようと思っている人は肯定してほしいという心理があると思います.

しかし,正直にいって,学校推薦を辞退することはしてはいけない行為です.

それでもなお辞退するならば絶対に大学に相談してから行動しましょう.

そして,誠心誠意謝りましょう.

 

笑顔で就職活動を終えることができるよう,応援してます.

以上!頑張ろう!