【インターンシップ】総合電機メーカーの面接比較[Sony/日立製作所/Panasonic]
せっかく総合電機メーカーのインターンシップ面接をいくつか受けたのでまとめます.
これからインターン受けようとしている人にはある程度はためになると思います.
面接内容や重要箇所,また本選考(就活)への影響を書きます.
ただ,これはあくまで私が受けた年の,私の志望コースでの面接の比較です.
一例に過ぎないこと,私の考えがふんだんに盛り込まれていることを念頭に置いて,参考程度に見るようにしてください.
受けたのはSony,日立製作所,Panasonicなのでこの三社の比較になります.
Sony
選考フロー:ES → 面接
世界のSony.
圧倒的ブランド力を持ち,三社の中で最も倍率が高いです.
もし受けるのであれば面接ではなくES対策をしましょう.
SonyはES通過が鬼門となり,ここでかなりの人数が落とされます.
どれだけ学歴が高くても問答無用でES落ちします.
面接も含めて,専門性や能力の高さがみられているように感じます.
そのため,大学での研究テーマが募集テーマに生かせるとESは通りやすそうなので頑張りましょう.
逆に少しも関係ないコースでの通過は厳しそうです.
また,技術力のアピールも忘れないでESに盛り込みましょう.
続いて,面接について.
◇形式:対面
◇面接官:希望コースの技術者二人
◇面接内容:
・研究内容
・インターンシップでやりたいこと
・逆質問
◇時間: 30〜40分くらい
研究内容が半分以上を占めるのでしっかりまとめて,わかりやすく話せるようにしましょう.
また,研究内容の中で
・何人でやってるか?とかの研究体制
・研究を始めた理由
・研究成果の具体的な応用先
みたいな質問をされます.普通に答えられる質問なので普通に答えましょう.
また,技術に興味があって賢い人が多いのでかなり深いところまで理解して質問してきます.
大学で教授を前にした時の気持ちでいきましょう.
逆に,志望動機は聞かれませんでした.
ここからも専門性や能力の高さがみられていることがわかります.
重ねて言いますが,あくまで私のケースですので志望動機はしっかり用意していくべきです.
インターンシップでやりたことというのは志望動機ではなく,具体的にやりたことを聞かれました.
"こんなものを作りたいです!"って話すと,"じゃあ,どんなセンサがいる?"みたいな感じです.
面接の雰囲気はかなり話しやすいです.
学生側の話をよく聞いてくれ,笑顔で面接してくれます.
本選考への影響はありますがインターンでの成果によります.
インターンで好評だと早期選考ありです.
また,最終的に二人で迷った時にある程度の実力が保証されていることから有利といったこともあります.
最後にまとめると
・ESの段階で大半は落ちる.
・専門性,能力が重要視.
・本選考には影響があるが頑張らないといけない.
日立製作所
選考フロー:ES → 電話面接
安定性の日立製作所.
幅広い事業分野を持ち,そこそこの人気があります.
ESは読まれていない可能性すらあります.
面接終了後にもESを書き直すことができる謎仕様です.
ただ,学生にとってはやさしくて提出後に直すことができます.
文字数制限の半分しか書かなかったのに通過した人もいますので,そこまでESの中身は重要視されていなそうです.
続いて,面接について.
◇形式:電話
◇面接官:希望コースの偉い人一人
◇面接内容:
・志望動機
・研究内容
・自己PR
・逆質問
◇時間:30分
特筆すべきは電話面接であることです.
これはメリット,デメリットが明確にあります.
メリットは絶対聞かれる質問に関してカンペを用意できることです.
デメリットは相手の表情がわからないこと,無言の時間がすごく長く感じることです.
特に,相手の表情がわからないというデメリットはかなり大きいです.
面接に慣れていないうちは自分のターンにどれだけ話していいかわからないと思います.
すると,研究内容の説明などで丁寧に説明し過ぎてめちゃくちゃ長くなった場合でも,相手の様子がわからないので止めようがありません.
対面より難しいのでしっかり対策してから臨みましょう.
面接はESベースで進みます.
まず,志望動機を日立製作所である理由と希望コースである理由の二つの面から聞かれます.準備は必須.深掘りはなし.
次に,研究内容です.
ESで研究内容1200文字書かされるので勝手に頭の中でまとまります.
正直,どんなこと聞かれたか覚えてないですが変な質問はなかったと思います.
最後に,自己PRです.
この部分は同じ面接官でも違いがあり,ガクチカだった人もいます.
どちらもESに書かされるのでESはしっかり読み返し,予想される質問にも答えられるようにしておきましょう.
雰囲気はよくわかりませんでしたが,始めにアイスブレイクがあってこちらの緊張を解こうとしてくれていたのはわかりました.
本選考への影響は全くないと言っていいです.
実際に日立製作所が明言しています.
その点だけ見ればインターンとしてはあまりオススメではないですが,企業としてはかなりポイント高いです.
まとめると
・電話面接のため,喋り過ぎには気をつける.
・面接はESベース.
・本選考への影響はなし.
Panasonic
選考フロー:ES → 面接
家電のPanasonic.
関西と関東の両方に拠点があり,人気があります.
インターン先はコースによって関西か関東になります.
ESに関しては重要度はよくわかりませんが通過率は高いと思われます.
早速,面接について.
◇形式:対面
◇面接官:人事一人
◇面接内容:
・自己紹介
・志望動機
・ガクチカ
・研究内容
・逆質問
◇時間:15分
圧倒的に時間が短い.
本当に上の4個だけで深掘りも一切ありません.
逆質問も一つして終了なので15分もなかったと思います.
日立と同様に,ガクチカはバリエーションがあるようで挫折した経験とかの人もいます.
深掘りがないため,自分からの一回の話だけで"是非とりたい"と思わせるような内容や話し方をしなくてはいけません.
ガクチカも挫折経験もESには書かないので面接までに最適なものを用意しましょう.
また,研究内容では"文系なので文系でもわかるように説明して"と事前に言われます.
面接官が技術者でないのでわかりやすく説明する能力を問われるため,事前に練習しておくといいと思います.
同様に,逆質問はコースに関するものをしてもわからないのでPanasonicという大きなくくりでの質問を用意しておきましょう.
雰囲気は比較すると少し厳かです.
単純に人事が面接官であるからそう感じたんだと思います.
本選考への影響はありますが,こちらも評価によります.
好評だと早期選考ルートが発生します.
このルートではインターンコースでの選考になるので,将来を考えたインターンコースを選びましょう
まとめると,
・面接官が人事でいかに自分がすごいと思わせるかにかかっている.
・時間が短くて質問も少ないので対策は比較的容易.
・本選考への影響はあるが評価次第.
総括
それぞれの企業のインターン面接について書きました.
インターンに行くのであれば個人的なおすすめはSonyとPanasonicですね.
就活を経験した身からすると早期選考はなかなかにやばいですよ.
まぁ,逆に言えばインターンでへたするとやばいんですけどね...
また,Sonyに関してはESが通ればESに関しては自信を持っていいと思うので挑戦してみましょう.
有意義なインターン生活を送ってください.
応援してます.